
客先常駐って実際どうなの?
こういう疑問を持っている人は多いと思います。
自分もまさにそうでした。
正直に言うと、
客先常駐はかなりきつい働き方だと感じました。
- こんなお悩みを解決します
・客先常駐って実際どんな働き方なのか知りたい
・未経験から入って本当にやっていけるのか不安
・現場ごとに働き方が違うって本当なのか知りたい
・インフラエンジニアのリアルな働き方を知りたい
インフラエンジニアとして10年以上現場を経験し、
客先常駐のリアルを含めた実体験ベースの情報を発信しています。



それでは、客先常駐のリアルな働き方について見ていきましょう。
客先常駐の働き方とリアルな実態
皆さん、そもそも「客先常駐(SES)」って聞いても、
「どんな働き方なの?」
「入社した会社で働くんじゃないの?」
って思う方もいますよね。
私も最初はそう思っていました。
実際、中小企業のIT業界だと、
客先常駐(SES)の働き方はかなり多い印象です。
イメージとしては、
会社に所属しながら、いろいろな現場で働くような形になります。
逆によく比較されるのが、
自社サービスや自社システムを開発する「自社インフラエンジニア」です。
という方は、以下の記事も参考になると思うので、
よければあわせて読んでみてください。
それでは、本題に入りたいと思います。
実際に私が客先常駐(SES)で働いてみて、
特にきついと感じたのは以下の3つです。
・毎回ゼロからスタートする大変さ
・いわゆる“現場ガチャ”があること
・何の役にたっているのかが分からない
この記事では、実体験ベースでその理由をまとめています。
客先常駐(SES)とは何か
冒頭でも少し触れましたが、
「そもそも客先常駐(SES)って何?」
と思う方もいると思うので、簡単に説明しておきます。
実は客先常駐は、一般的な会社員の働き方とは少し違います。
簡単に言うと、
・自分の会社に所属しながら、別の会社の現場で働くスタイル
になります。
いわゆるSES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる働き方です。
ここで、
「それって派遣と同じじゃないの?」
と思う方もいると思います。
実際かなり似ている部分もありますが、
契約形態や働き方には違いがあります。
| 項目 | SES(客先常駐) | 派遣 |
|---|---|---|
| 所属会社 | SES企業 | 派遣会社 |
| 指示を出す人 | 基本は所属会社 | 派遣先企業 |
| 契約形態 | 準委任契約が多い | 派遣契約 |
| 働く場所 | 客先 | 客先 |
| イメージ | 技術提供 | 労働力提供 |
ただ、未経験から入ると、
正直この違いは最初ほとんど分からないと思います(笑)
私自身も最初は、
「入社した会社で働くんじゃないの?」
と思っていました。
客先常駐の配属までの流れ
次に、一番気になる方も多いと思う
「どうやって配属先が決まるのか」についてです。
流れとしては、だいたい以下のような形になります。
まずはSES会社にエンジニアとして入社します。
営業と面談を行い、スキルや希望をもとに参画するプロジェクトが決まります。
実際にクライアント企業の現場へ行き、そのチームの一員として働き始めます。
監視・運用・テストなどの業務を、現場ごとのルールに沿って進めていきます。
基本的に、ここでかなり重要になるのが営業との面談です。
ここで、
などを、できるだけ具体的に伝えることが大切になります。
人によって優先したいことは違うと思うので、
事前にある程度整理しておくと話しやすいと思います。
希望はしっかり伝えた方がいい(実体験)
私自身、最初に入社した会社では、
「インフラか開発、どちらをやりたいですか?」
と聞かれ、インフラを希望しました。
ただ、実際に配属されたのは、
自宅から片道2時間ほどかかるレガシーな現場でした。
今思えば、新入社員だったこともあり、
自分の希望をうまく伝えられていなかった部分もあったと思います。
結果的に、かなりストレスも大きく、
体調を崩して通院していた時期もありました。
だからこそ、これからインフラエンジニアを目指す方には、
こういった希望は、できるだけしっかり伝えてほしいと思っています。
ここを曖昧にすると、
働き方や今後のキャリアも大きく変わってくると思います。
実際に客先常駐で感じた3つの辛さ
それでは次から、
冒頭でも触れた「SESできつかった点」を順番に書いていきたいと思います。
実際、働き始めたばかりの方や、
2〜3年目くらいで同じように感じている人もいるかなと思います。
「自分だけじゃなかったんだな」とか、
「これからどうしていこうかな」
みたいなのを考えるきっかけにもなると思うので、
よければ続きを読んでみてください。
毎回ゼロからスタートするきつさ
これ、皆さんも感じませんか?



私自身は当時かなり感じていました。
SESの現場は、長くても2〜3年ほどで契約が切り替わることが多く、
その後も契約が継続されるのか、別の現場へ移るのかが決まっていきます。
場合によっては、
・運用保守としてそのまま継続
・更改タイミングで人員削減
・別案件へ再アサイン
という流れになることもあります。
そのため、SESでは2〜3年ごとに現場を移るケースも珍しくありません。
私は経験していませんが、
人によっては3か月~半年ほどで現場が変わっていました。
なので、
「1つの会社でずっと落ち着いて働く」
というよりは、
「いろいろな現場を経験していく」
という働き方に近いかなと思います。
逆に言えば、
という方には、合っている働き方だと感じました。
- SESで働いていて、ふと思うようになったこと
私は最初こそ、まだ若かったこともあり、
「こういう働き方が普通なんだろうな」
くらいに思っていて、特に気にしていませんでした。
ただ、何現場か経験するうちに、
「これがずっと続くのか…」
と、ふと思うようになりました。
やはり現場が変わるたびに、
など、毎回環境がリセットされる感覚があります。
もちろん、雰囲気が良い現場もあれば、
正直かなり働きづらい現場もありました。
そういった経験をする中で、
私は「もっと落ち着いた働き方がしたい」と思うようになりました。
現場ガチャ(配属先によって働き方が大きく変わる)


前の目次でも少し触れましたが、
現場によって働き方が大きく変わるのも、客先常駐の特徴のひとつです。
同じ「インフラエンジニア」という職種でも、
配属先によって任される業務や環境はかなり変わります。
ここからは、実際に経験して感じた“現場ガチャ”のリアルについて書いていきます。
- 自身が望まないスキル現場への配属
現場によって、担当する業務内容は大きく異なります。
未経験でインフラエンジニアを目指す場合、
「構築や設計をやりたい」
と考えて入る人も多いと思います。
ただ実際には、希望していた内容とは違う業務に配属されることもあります。
例えば、
・手順書に沿って作業を進めるオペレーション業務
・ドキュメント修正やチェック作業が中心の業務
・監視アラート対応がメインの現場
など、いわゆる“運用・保守寄り”の業務です。
実際、同期の中には約2年ほどオペレーター業務が中心の現場に配属され、
本来やりたかった設計・構築に携われず、
「このままでスキルが身につくのかな…」
と不安を感じ、転職していった人もいました。
もちろん、未経験からいきなり設計・構築フェーズに入るケースはそこまで多くありません。
ただ、
は、営業との面談時にしっかり伝えることが大切だと思います。
- オペレーター業務だけだと将来不安を感じることもある
また、個人的にはオペレーター業務中心の現場には少し注意した方がいいかなと思っています。
実際、現場の先輩社員からも、
「ずっとオペレーターだけだと将来的に厳しくなるかもしれない」
という話を聞くことは多くありました。
ここで言うオペレーター業務というのは、
などが中心の仕事になります。
もちろん、こういった業務が不要という話では全くありません。
実際、運用現場では重要な役割ですし、
最初の経験として学べることもあります。
ただ、AIの普及も進んでいる中で、
定型化された業務は今後変化していく可能性もあると感じています。
そのため個人的には、
「少しでも自分のスキルとして積み上がる仕事か」
を意識しながら現場を選ぶことも大切だと思っています。
何の役になっているか分からない
これも、インフラエンジニアになりたての頃に感じやすい悩みのひとつかなと思います。
私自身もよく感じていました。
例えば当時、銀行系のプロジェクトにいた時、
大量データのファイル転送テストを担当していたことがあります。
ただ、その時は正直、
「このテストって何の役に立っているんだろう…」
と思っていました。
今思えば、銀行では大量のデータ連携が発生するため、
・勘定システムへ正常にデータが送れるか
・決められた時間内に転送が完了するか
などを確認する重要な試験だったのだと思います。
ただ、実際にそのシステムが使われている場面を見ることはほとんどありません。
そのため、未経験や経験の浅い頃だと、
「自分の作業がシステム全体のどこに関わっているのか」
が見えづらいんですよね。
今実際に働いている方の中にも、
大規模プロジェクトの1チームとして仕事をしている人は多いと思います。
目の前の試験や構築作業は大変ですし、
やりがいを感じる場面もあります。
ただ、
「これって最終的に何につながっているんだろう?」
と感じることも、かなり多いと思います。
まとめ
ここまで、客先常駐(SES)のリアルについて、実体験ベースで書いてきました。
最後に、これからインフラエンジニアを目指す方向けに、
「事前にやっておくと少し楽になること」をまとめます。
まず一番大切なのは、
「自分がどんな技術をやりたいのか」
を、なんとなくでも考えておくことです。
インフラといっても、
- サーバー
- ネットワーク
- クラウド
- 運用保守
- 監視
など、実際はかなり幅があります。
そのため、少しでも事前に調べておくだけで、
営業との面談や現場配属でも希望を伝えやすくなります。
また、働く環境についてもしっかり考えておいた方が良いと思っています。
私自身、通勤時間がかなり長い現場へ配属された経験もありましたが、
通勤だけでも体力やメンタルはかなり削られます。
なので、
こういった部分は、営業としっかり話し合うことが大切です。
特に未経験の場合、
「知識が全く無い」
と思われると、人手不足の現場や忙しい現場へ配属されやすいケースもあると感じました。
だからこそ、少しでも事前に知識を付けておくことは本当に重要です。
以下に初心者向けの記事もまとめているので、
気になる方はぜひ参考にしてみてください。
また、今回の記事を読んで、
と感じた方もいるかもしれません。
私自身も、家族が増えたタイミングで、
リモートワークができる自社開発エンジニアへ転職しました。
転職サービスを使うことで、
自分では気づかなかった働き方や選択肢が見えてくることもあります。
まずは情報収集だけでもかなり参考になると思うので、
気になる方は以下も参考にしてみてください。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
他にもインフラ未経験向けの記事を書いているので、
気になるものがあれば見てみてください。









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