
Webサイトって、どうやって表示されているんだろう?
例えば、自宅でパソコンを使ってGoogleを開くとします。
このとき、パソコンはGoogleへ直接通信しているわけではありません。
まずは自宅のルーターに「この通信お願い!」と渡しています。



「え?じゃあその後はどこを通ってGoogleまで届くの?」
実は、Webサイトが表示されるまでには決まった通信の流れがあります。
- この記事で分かること
・Webサイトが表示されるまでの通信の流れ
・デフォルトゲートウェイの役割
・ルーターやファイアウォールが通信の中でどんな役割をしているのか
・なぜ通信経路がセキュリティに影響するのか
インフラ初心者が最初に混乱するポイント
インフラの勉強を始めると、DNSやルーター、ファイアウォール、デフォルトゲートウェイなど、聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。
一つひとつの意味は理解できても、「結局これってどうつながっているの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実際のネットワークは、それぞれの機器が役割を持ちながら通信をリレーしています。まずは全体の流れをイメージできるようになることが、ネットワークを理解する第一歩です。
「Webサイトはどうやって表示されているのか?」
普段何気なくブラウザでWebサイトを開いていますが、その裏側では一瞬のうちにたくさんの通信が行われています。
例えば、自宅でパソコンを使ってGoogleを開くとします。
このとき、パソコンはGoogleへ直接通信しているわけではありません。
まずは自宅のルーターに「この通信お願い!」と渡し、そこから目的のサーバへ向かって通信が進んでいきます。
この記事では、この通信がどのような経路を通るのかを図解を交えながら、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
Webサイト表示の全体の流れ
今回は自宅からGoogleへアクセスする流れを見てみましょう。
※実際にはインターネット上でさらに多くのルーターを経由しますが、今回は仕組みを理解するために必要な機器だけを紹介。
まずは全体の流れを見てみましょう。細かい仕組みは、このあと順番に解説していきます。


まず最初に、パソコンは「GoogleのIPアドレスを教えてください」とDNSサーバへ問い合わせます。
GoogleのIPアドレスが分かることで、通信する相手が決定します。
※今回は通信経路を解説する記事なので、DNSの詳しい仕組みは別記事で紹介しています。
IPアドレスが分かったら、いよいよ通信が始まります。
自宅では、まずデフォルトゲートウェイとして設定されているルーターへ通信が送られます。
Wi-Fiに接続したとき、「外部ネットワークへ通信するときは、このルーターへ送る」という設定が自動でパソコンへ配布されているためです。
ルーターを通過した通信は、ファイアウォールなどのセキュリティ機器を経由します。
ここでは、許可された通信だけがインターネットへ送られます。
ファイアウォールを通過した通信はインターネットを経由し、GoogleのWebサーバへ到着します。
サーバから返ってきたデータがパソコンへ戻ることで、ブラウザにWebサイトが表示されます。
デフォルトゲートウェイとは
ここで「デフォルトゲートウェイって何?」と思った方もいるかもしれません。
インフラの現場では、
「デフォルトゲートウェイどこ向いてる?」
のような会話をすることがよくあります。
それくらいネットワークでは基本となる言葉なので、この機会にぜひ覚えてしまいましょう!
単純にいうと
です。
例えば自宅では、Wi-Fiルーターがデフォルトゲートウェイになっていることがほとんどです。
デフォルトゲートウェイを確認してみよう
コマンドプロンプトを開いて、次のコマンドを入力してください
ipconfig
すると、以下のような画面が表示されます。


「デフォルト ゲートウェイ」という項目がありますよね。
多くの家庭では、このIPアドレスがWi-FiルーターのIPアドレスです。
つまり、あなたのパソコンは「外のネットワークへ通信するときは、まずこのルーターへ送る」という設定になっています。
悪い例:ファイアウォールがあるのに通信が通らない


一見すると、ファイアウォールが設置されているので安全そうに見えます。
しかし、PCのデフォルトゲートウェイがルーターになっているため、通信はファイアウォールを経由せず、そのままインターネットへ送られてしまいます。
つまり、ファイアウォールは存在していても、通信経路に含まれていないため、本来の役割を果たせません。
今回紹介した悪い例は、「デフォルトゲートウェイの向き先が重要」ということを理解するためのイメージ図です。
実際の企業ネットワークでは、このような構成にならないよう設計されています。
ネットワーク構成図を見るときは、
- デフォルトゲートウェイはどこを向いているか?
- 通信は必ずファイアウォールを経由するか?
この2つを意識するだけでも、通信経路を理解しやすくなります。
まとめ
今回は、「Webサイトってどうやって表示されるの?」という疑問をもとに、通信の流れやデフォルトゲートウェイについて解説しました。
最初は少し難しく感じたかもしれませんが、まずは次の4つを覚えておけば大丈夫です!
| ・Webサイトへアクセスする前に、まずDNSでIPアドレスを調べる ・外部ネットワークへ通信するときは、デフォルトゲートウェイが最初の送り先になる ・自宅では、デフォルトゲートウェイはルーターになっていることがほとんど ・デフォルトゲートウェイの向き先によって、通信経路やセキュリティに大きく影響する |
例えばネットワーク構成図を見る機会があれば、
「このPCのデフォルトゲートウェイはどこを向いているんだろう?」
と、一度考えてみてください。
きっと今までより、通信の流れがイメージできるようになっているはずです!
一緒に少しずつ理解を深めていきましょう!
関連記事
今回の記事を読んで、
「インフラって意外と面白いかも!」
と思った方もいるのではないでしょうか。
実際、インフラエンジニアは今回紹介したようなネットワークだけでなく、サーバやクラウドなど幅広い知識を身につけながら成長できる仕事です。
そんな疑問がある方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください!







コメント