
「DBサーバって何をするサーバなの?」



WebサーバがWebページを表示する役割を持つのに対し、DBサーバはデータを保存・管理する役割を持っています。
- この記事で学べること
・DBサーバの役割
・Webサーバとの違い
・身近なDBサーバの例
・現役SEが実際に行う業務
前回のLessonでは「Webサーバ」について学びました。
今回は、そのWebサーバと連携して動く「DBサーバ」の役割について見ていきましょう。
- この記事の最後には理解度チェック問題を用意しています。
理解度チェックに挑戦して学んだ内容を確認してみましょう。
1.DBサーバとは?
DBサーバとは何か
・DBサーバとは、データを保存・管理するためのサーバです。
「DBサーバ」という言葉は聞いたことがあっても、「実際には何をしているサーバなの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
実は、私たちが普段利用している多くのWebサービスでは、DBサーバがさまざまなデータを管理しています。
例えば…
・Amazon・楽天:商品情報や在庫情報
・LINE:メッセージや友だち情報
・銀行のアプリ:口座情報や取引履歴
・会員サイト:ユーザー情報やログイン情報
まずは「DBサーバはデータを保存・管理するサーバ」と覚えておきましょう。
Webサーバとの違い
・WebサーバはWebページを表示し、DBサーバはデータを保存・管理するという役割の違いがあります。
WebサーバとDBサーバは、一緒に使われることが多いですが、それぞれ役割が異なります。
例えば、Amazonで商品ページを開く場面をイメージしてみてください。
Webサーバ:商品ページを表示する
DBサーバ:商品名・価格・在庫などのデータを管理する
利用者が商品ページを開くと、WebサーバがDBサーバから必要なデータを取得し、その情報をもとにWebページを表示しています。
このように、
Webサーバ:Webページを提供する
DBサーバ:データを保存・管理する
という役割の違いがあります。
まずは「Webサーバが利用者とやり取りをし、その裏側でDBサーバがデータを管理している」
というイメージを持っておきましょう。
2.DBサーバの役割
データを保存・管理する仕組み
・DBサーバは、Webサーバからの要求に応じて必要なデータを提供します。
DBサーバは、利用者と直接やり取りすることはありません。
利用者がWebサイトへアクセスすると、まずWebサーバがリクエストを受け取り、必要なデータをDBサーバへ問い合わせます。
DBサーバは、そのリクエストに応じてデータを返し、Webサーバが受け取ったデータをもとにWebページを表示します。


(Webブラウザ → Webサーバ → DBサーバ → Webサーバ → Webページ表示)
このように、DBサーバはWebサーバと連携しながら、必要なデータを提供する役割を担っています。
まずは「DBサーバは利用者ではなく、Webサーバと連携して動く」ということを覚えておきましょう。
身近なDBサーバの例
・私たちが普段利用している多くのサービスでは、DBサーバがさまざまなデータを管理しています。
実は、普段何気なく利用しているサービスでも、DBサーバは欠かせない存在です。
例えば…
・Amazon・楽天:商品名・価格・在庫情報を管理
・LINE:メッセージや友だち情報を管理
・銀行アプリ:口座情報や取引履歴を管理
・会員サイト:ユーザー情報やログイン情報を管理
利用者が画面を開くたびに、WebサーバがDBサーバから必要なデータを取得し、その情報をもとにWebページを表示しています。
このように、DBサーバはサービスの裏側でデータを管理し、Webサーバと連携することで私たちが便利にサービスを利用できる仕組みになっています。
3.DBサーバの種類
代表的なデータベース
・DBサーバにはさまざまな種類がありますが、どれもデータを保存・管理する役割を持っています。
代表的なものには、次のようなデータベースがあります。
・SQL Server
・Oracle Database
・MySQL
・PostgreSQL
それぞれ特徴は異なりますが、どれもデータを保存・管理するという役割は共通しています。
現場ではどのように使われる?
・企業では、システムの規模や用途に応じて最適なデータベースが選ばれています。
利用するシステムや環境によって、採用されるデータベースは異なります。
例えば、金融機関や大規模なシステムではOracle DatabaseやSQL Serverが利用されることが多く、WebサービスではMySQLやPostgreSQLが採用されるケースもあります。
- 現役SEの実務メモ
私が担当している現場では、SQL Serverを利用しています。
日々の運用では、SQLを実行してデータを確認したり、障害が発生した際に原因を調査したりすることがあります。
また、定期的なバックアップやメンテナンスを行い、データを安全に管理することも大切な業務の一つです。
最初はデータベースの種類をすべて覚える必要はありません。
まずは「システムによって利用されるデータベースは異なる」ということを理解しておきましょう。
4. 現役SEの実際の業務
DBサーバの構築・運用
・インフラエンジニアは、DBサーバが安全かつ安定して動作するように構築・運用を行います。
DBサーバは、データを保存するだけではありません。
代表的な業務をまとめると、次のようになります。
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| DBサーバの構築・設定 | データベースを利用できる環境を構築・設定する |
| SQLによるデータ確認 | 必要なデータの確認や調査を行う |
| 障害対応 | タイムアウトやデッドロックなどの原因を調査する |
| パフォーマンス改善 | インデックスの追加や設定の見直しを行う |
| バックアップ | 障害に備えてデータを保護する |
| メンテナンス | 定期点検やログ確認を行い、安定稼働を維持する |
- 現役SEの実務メモ
私が担当している現場では、システムが遅くなった際にデータベースの調査を行うことがあります。
例えば、データベースへのアクセスが集中してタイムアウトが発生していないか確認したり、複数の処理がお互いを待ち続けるデッドロックが発生していないかを調査したりします。
また、処理速度を改善するためにインデックスを追加・見直すこともあります。
このように、利用者が快適にシステムを利用できるよう、DBサーバを最適な状態に保つこともインフラエンジニアの大切な役割です。
バックアップ・メンテナンス
・企業の大切なデータを守るため、定期的なバックアップやメンテナンスも欠かせない業務です。
DBサーバには、顧客情報や商品情報、取引履歴など、企業にとって重要なデータが保存されています。
そのため、障害や機器の故障が発生しても復旧できるよう、定期的にバックアップを取得します。
また、ログの確認や定期メンテナンスを実施し、トラブルを未然に防ぐことも重要な仕事です。
- 現役SEの実務メモ
近年では、ランサムウェアによってバックアップデータまで暗号化されてしまう被害が増えています。
そのため、バックアップを1か所だけに保存するのではなく、
・バックアップを複数世代保存する
・イミュータブルバックアップ(一定期間、変更や削除ができないバックアップ)を利用する
・バックアップ先を冗長化する
・バックアップ先をネットワークから切り離して保管する(オフライン保管など)
といった対策を行う企業も増えています。
このように、バックアップは「取ること」だけでなく、「確実に復旧できる状態で安全に保管すること」も重要になっています。
5.理解度チェック
Q1
DBサーバの主な役割はどれでしょうか?
A Webページを表示する
B データを保存・管理する
C インターネット回線を接続する
回答
B
DBサーバは、商品情報やユーザー情報、取引履歴などのデータを保存・管理する役割を持っています。
Q2
WebサーバとDBサーバは、それぞれどのような役割を持っていますか?
回答
例:
- Webサーバ:Webページを利用者へ提供する。
- DBサーバ:データを保存・管理し、Webサーバからの要求に応じて必要なデータを提供する。
Q3
DBサーバを安全に運用するために、現場ではどのような業務が行われていますか?2つ答えてみましょう。
回答
例:
- DBサーバの構築・設定
- SQLによるデータ確認
- タイムアウトやデッドロックなどの障害調査
- インデックスの追加・見直しによる性能改善
- バックアップの取得
- バックアップからの復旧確認(リストア)
- ログの確認 定期メンテナンス
6.まとめ・関連記事
・DBサーバはデータを保存・管理するサーバ
・Webサーバと連携してWebサービスを支えている
・代表的なDBはSQL ServerやMySQLなど
・現場では運用・障害対応・バックアップを行う
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