
FW設定で『TCPですか?UDPですか?』って聞かれたけど、なんでポート番号だけじゃダメなんだろう…。



実は、FW設定ではポート番号だけではルールを作れないんだ。現場では必ず”プロトコル”もセットで確認するよ!
FW設定の依頼では、「443番を開けてください」というだけでは情報が不足しています。
この記事では、なぜポート番号だけではダメなのかを、実務経験を交えながら初心者向けに分かりやすく解説します。
- この記事で学べること
・ポート番号とプロトコルの違い
・なぜFW設定では両方必要なのか
・現場で実際に確認している項目
・新人が間違えやすいポイント
FW設定では「ポート番号だけ」では設定できない
ここでは、**HTTPSでよく利用される「443番」**を例に考えてみましょう。
一見すると、「443番を許可すれば通信できる」と思ってしまいがちですが、実際の現場ではポート番号だけではFWルールを作成できません。
例えば、FW設定を行う際は、次のような情報を確認します。
・送信元IPアドレス
・宛先IPアドレス
・プロトコル(TCP / UDP)
・ポート番号
・必要に応じて通信方向
つまり、「443番を許可してください」という情報だけでは、通信内容を特定できないためです。
次の章では、まず「ポート番号」がどのような役割を持っているのかを見ていきましょう。コル」**について、実務目線で分かりやすく解説していきます。
ポート番号とは?【1分で理解】
先ほどの例では、「443番を許可してください」という依頼がありました。
では、この443番とは何を表しているのでしょうか。
ポート番号とは、どのサービス(アプリケーション)と通信するかを識別する番号です。
例えば、Webサイトを安全に閲覧するときに利用されるHTTPSでは、一般的に443番が使用されます。
例えば、次のような通信を考えてみます。


図では、通信元PCからWebサーバーへTCP 443で通信しています。
この「443」がポート番号です。
一方、「TCP」はプロトコルを表しています。
つまり、**「TCPの443番」**という組み合わせで通信していることになります。
そのため、FW設定では443番だけでなく、「TCPなのかUDPなのか」も必ず確認する必要があります。
プロトコルとは?なぜFW設定で確認するの?
先ほどの図では、「TCP 443」と表示されていました。
ここでいうTCPが「プロトコル」です。
プロトコルとは、通信を行うためのルールのことです。
FW設定では、同じポート番号であってもTCPなのかUDPなのかによってルールが変わります。
例えば、次の2つは別の通信として扱われます。
- TCP 443
- UDP 443
どちらも「443番」を利用していますが、FWでは別々のルールとして設定します。
そのため、「443番を許可してください」だけでは情報が不足しているのです。
現場では、
「TCPですか?UDPですか?」
と確認されるのは、このためです。
現場でFW設定を依頼するときに確認すること
FW設定では、「443番を許可してください」という情報だけではルールを作成できません。
実際の現場では、次のような情報を確認してからFW設定を行います。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 送信元IPアドレス | どこから通信するのかを確認するため |
| 宛先IPアドレス | どこへ通信するのかを確認するため |
| プロトコル(TCP/UDP) | 通信方式によってFWルールが変わるため |
| ポート番号 | どのサービスへ通信するかを判断するため |
理解度チェック
Q1【基礎】
FW設定で「443番」とだけ依頼がありました。
この情報だけでFWルールを作成できますか?
A. 作成できる
B. 作成できない
答え:B
Q2【実務】
FW設定を依頼する際、「443番」以外に最低限伝えたい情報を3つ答えてみましょう。
答え:
送信元IPアドレス
宛先IPアドレス
プロトコル(TCP / UDP)
Q3【実践】
次の依頼内容で不足している情報は何でしょうか?
送信元IP:192.168.1.10
宛先IP:192.168.2.20
ポート番号:443
答え:
不足しているのは プロトコル(TCP / UDP) です。
例えば、TCP 443を許可するのか、UDP 443を許可するのかでFWルールは変わります。
まとめ
今回は、FW設定で確認する「ポート番号」と「プロトコル」について解説しました。
ポイントは次の3つです。
FW設定では、「ポート番号を覚えること」よりも、通信に必要な情報を正しく伝えることが大切です。
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